2学期終業式式辞
今日で2学期が終わります。まずは、みなさんが元気にこの日を迎えられたことを、とてもうれしく思います。
まず、今朝の神戸新聞に先日壮行会を行った多田君を含めたJOCに参加する兵庫県代表メンバーの紹介が集合写真で記載されていました。その写真に横断幕が写っていて、その言葉が、「挑戦」でした。どの場面でも期待される言葉であり、「挑戦」は、4月からみなさんに伝えてきた言葉です。
この2学期を振り返ってみても体育祭や文化祭などの行事はもとより、多くの場面で挑戦する姿、そしてそこから成長していく姿を見ることができ、本当にうれしく思いました。また、毎朝各学年の教室を回って様子を見ていますが、日を追うごとにあいさつの声が元気になっていますし、ちょっとした会話ができることにみなさんとの距離が近づいているようで、とても嬉しいです。
さて、今日は「感謝」について、少しお話ししたいと思います。
よく耳にすることかもしれませんが、今の自分があるのは、友達や先生、家族、地域の方々など、たくさんの人の支えがあってこそです。これからも、そうした人たちはみなさんを支え、見守ってくれるはずです。だからこそ、つい当たり前に感じてしまい、感謝の気持ちを忘れてしまいがちです。
2学期を無事に終えることができた今、少し立ち止まって、周りの人たちへの感謝の気持ちを思い返してみてください。そして、できればその気持ちを「ありがとう」という言葉にして伝えてみましょう。少し照れくさいかもしれませんが、「ありがとう」は、言われた人も、言った自分も、あたたかい気持ちになれる言葉です。その気持ちは、きっと次の年へとつながっていくはずです。
冬休みは、家族と過ごす時間が増えると思います。ぜひ、感謝の気持ちを行動や言葉で表してみてください。そして、3学期にまた元気な顔で会えるのを楽しみにしています。
それでは、よい冬休みをお過ごしください。
令和7年12月24日
宍粟市立一宮南中学校
校 長 西 村 潤